トップページ > 取り組み・活動報告 > WESTアクション in みなまた

2010年05月01日


取り組み・活動報告

WESTアクション in みなまた

一人ひとりができることから行動を

委員長あいさつ(写真)

〈開会式)

 『WESTアクション』は、NTT労組西本部結成10周年の記念事業として、平和・環境・人づくり・人とのつながりを重視した地域貢献活動である。2008年度に引き続き、熊本県・水俣市で4月22~23日に環境学習等が行なわれ、約90人が参加した。

WEST アクション in みなまた

説明を聞くようす(写真)"

▲ビンのリサイクル施設

 はじめに、九州総支部・山城委員長が、「水俣は、経済成長の過程で発生した水俣病の教訓をもとに、日本一環境に優れた街に復活した。一人ひとりが環境への認識を深め将来に向けてどう行動していくかを考える二日間としてほしい」とあいさつした。

作業体験のようす(写真)

▲23種類の分別作業を体験

 その後、①熊本県環境センター環境指導員・橋口彰三氏から、「ごみ問題と循環型社会」と題する、環境モデル都市・水俣市の取り組みについての講義②瓶のリユース・リサイクル施設の見学③水俣市のごみ分別収集体験――などが行なわれた。
 参加者は、①消費を減らす(リデュース)②再利用(リユース)③再生利用(リサイクル)――の循環を学び、資源を大切に使うことがゴミを減らすことにつながる重要性を認識した。

講話のようす(写真)

▲水俣病患者の語り部から話を聞く

 二日目は、水俣病資料館などの施設見学の後、水俣病「語り部」の上野エイ子さんが、①企業・行政と被害者②被害者とそうでない市民③被害者同士――などの間に生じた対立や差別で受けた痛みを切々と語った。
 公害や環境、人の命と尊厳を学習し、一人ひとりができることから行動することを確認し合い、WESTアクションを終了した。

 水俣病とは…チッソ水俣工場が不知火海に流した工場排水に含まれるメチル水銀が魚介類を汚染し、その魚介を食べた人たちがメチル水銀中毒になった公害病。さらに胎内で水銀に侵されて生まれてくる胎児性水俣病患者の発生という悲劇も生まれた。

集合写真

▲参加者の皆さん

WEST アクション in みなまた

  • 講義「環境モデル都市・水俣市の取り組み」
  • ビンのリサイクル施設見学
  • ゴミの分別作業体験
  • 施設見学(水俣病資料館、県環境センター、国立水俣病情報センター)
  • 水俣病「語り部」講話

 

事務局から

 水俣市は、「水俣病の教訓」をもとに、ゴミの循環型社会の実現に市全体で取り組んでおり、また、水俣病の加害者であり、一方で地域(雇用)を支えてきた企業と行政・住民との関係が、複雑に絡み合い、問題発生から長い年月が過ぎた今でも、全面解決に至っていないことなどから、今回の企画を立てた。
 参加者は、循環型社会を定着させるためには、水俣市のゴミの二三種類の分別に象徴されるように、行政・企業・学校・住民が一体で取り組まなければ、循環のサイクルが成り立たないことを、実際に見て理解が得られたものと思う。
 また、水俣病患者の語り部から、実際に受けてきた差別や偏見、当時の企業や行政の対応等について、主観を挟まない「ありのまま」の話が聞けたことは、貴重な経験になったと思う。
 今後、参加者が地域や家庭で、今回の経験を、何か一つでも他の人に伝える等、具体的な行動をしてほしい。

参加者の感想はNTT労働組合コミュニティサイトに掲載


このページの先頭に戻る