2019年02月12日


「質的な生産性向上」へ

『NTT労組新聞』 2019年2月9日(第742号)掲載                                                                                                                                                                                                              

                                                                                                                                                                          

 春闘要求が中央・西本部委員会で決定され次第、具体的要求交渉を開始する。要求の背景は、「西日本グループ全体で生み出した付加価値の公正配分」と「西日本グループの継続的成長・発展に向けた人的投資の促進」である。

 「人的投資」「公正配分」と密接に関係するのが、「生産性の向上」だ。「生産性向上」というと「労働強化」のイメージが強いが、実際には「質的な生産性向上」が重要である。「質的」とは、労働の付加価値を高めていくことであり、労働者として質が高まれば、処遇を高めることは当然の要求だ。

 私たちを取り巻く環境も大きく変化している。新中期経営戦略の実現には、組合員・社員の持つスキル・ノウハウのブラッシュ・アップが重要であり、従事業務の質的な変化」にも対応せねばならない。春闘交渉では、事業戦略への対応はもとより、労使が次代を見据え、労使が次代を見据え、「質的な生産性向上をどう実現させるのか」の論議を深めたい。

 1959年に開かれた「ヨーロッパ生産性本部ローマ会議」での一文に、「今日は昨日よりも、明日は今日よりもまさるという確信」との表現がある。一人ひとりの労働者が、質的成長に向けチャレンジできる環境整備を見つめる春闘にしたい。

(委員長 山縣 芳彦)

 


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