2019年02月06日


一人ひとりが政治の「主人公」に

『NTT労組新聞』 2019年2月2日(第741号)掲載                                                                                                                                                                                                              

                                                                                                                                                                          

 ある日の全国紙で、法政大学の上西充子教授による「国会パブリックビューイング」が特集された。国会での委員会質疑で、野党の質問に対し政府があえてまともに答弁しない現実を街頭で動画配信し、解説する取り組みだ。YouTube等でも公開されているので、皆さんも機会があれば見てほしい。

 上西教授の弁を借りれば、安倍内閣の「ご飯論法」には注意が必要だという。「ご飯論法」とは、「あなたは、朝ご飯は食べましたか」という問いに対し「朝ご飯は食べていない」と答えるが、実際には「ご飯は食べてはいないが、パンを食べていた」という答弁のすり替えである。

 なぜ、このようなことが国会で繰り広げられるのか。現在の国会の与野党勢力は与党が圧倒的多数を占め、採決による可決が前提であり、委員会の質疑等は重要視してい
ないからだ。民主主義とは最終的には多数決だが、論議の過程で少数意見に耳を傾け取り入れることが重要だ。

 7月には参議院議員選挙、もしくは衆・参ダブル選挙も想定される。参議院で与野党伯仲の政治状況をつくることは、国民の生活に直結するものである。「誰かがしてくれる」ではなく、一人ひとりが政治の「主人公」になろうではないか。

(委員長 山縣 芳彦〉


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