2017年05月09日


五感を働かせよう

『NTT労組新聞』 2017年5月6日(第679号)掲載

  雨が降った。雨音は、いろいろな響きを醸し出す。分かりやすいのは、トタン屋根。あれは木の葉、あれは犬小屋。激しく降ると、地面をたたきつける音も感じ取れる。向かいの車道からは、雨水をはねのける音で、車のスピードさえも分かる。都会ではなかなかないが、雨とともにカエルの鳴き声も。逆に、セミは雨が上がると、一斉に合唱を始める。子供の頃の思い出だ。

 四季とともにさまざまに織りなす風情を感じる世情にあるのだろうか。「ミサイル、空母、核戦争、報復、先制攻撃、何万人の市民が犠牲に」と報道するマスメディアの異常さ。「国際社会の緊張は、外交による対応を強化すべきである」と主張すべきであり、現状は、国民感情を煽あおっているとしか考えられない。

 いわゆる「共謀罪」の世論調査では、「電話では、質問内容を伝えづらい」とのこと。テロと言われれば、誰もが「法案賛成」と応えるだろうが、本質は、「国民一人ひとりの内心の自由」までも踏みにじる危険性のある法案。人権問題だ。本質を見極めなければならない。

 4月28日から「平和の季観」が始まった。強行される辺野古の新基地建設は、人権問題。五感を働かせ、平和活動に取り組もう。

(委員長 喜井 広明)


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