2011年12月10日
政党の意味
新党、政界再編。政治にとって「年内」は一つのヤマのようだ。つまり、年内に新たな政党を届け出なければ来年政党交付金を受けられない。そこに、大阪府知事選・市長選の結果、税と社会保障の一体改革に伴う消費税の税率アップ、TPP参加問題、防衛大臣の責任問題がからむ。
世論調査では、二大政党の支持率(民主21%、自民19%)を足しても支持政党なし(46%)に及ばない。政権交代後、二代の民主政権、さかのぼれば1998年の小渕政権以来の支持政党なし、既成政党不信の状況にある。
その第一の責任は与党である民主党にある。政権交代への期待が大きかっただけに失望感も大きいが、本来受け皿となるべき自民党も有権者の期待を集めきれていない。政治不信が高まると必ず出てくるのが新党の動きではあるが、一体「何のための政党」か。
在日米軍基地の整理縮小と普天間基地の返還問題、TPP交渉への参加表明と中国をはじめとしたアジア諸国との関係構築、進展する少子高齢化社会と今後の社会保障と負担のあり方など、今日の日本は、戦後最大とも言っていいほどの転換期にあると思う。
この大きな節目の時期に政局に明け暮れているから、政治不信が募るのだ。
(委員長 八坂 繁良)